ねじ切り旋削においては、加工後のねじ形状が所定の規格で定められていることから、一般旋削と比較した場合、特にインサートのねじフォーム(1)の形状維持能力が重要となります。また、ねじ部品は使用される業界が多岐に渡ることから、多くの形状、種類が存在する為、インサートのラインナップも多数必要となります。
これらねじ切り旋削特有の問題に対し、当社は全面研削型の高精度インサートを開発し、極めて高い耐摩耗性を誇るミラクルコーティングVP10MFとの組合せで、計193アイテムの幅広いランナップを商品化し、高精度、長寿命といった高い評価を市場で頂くことができました。
しかし、ねじ部品においては、特に被削材形状が多様であり、非対称形状ワークからバーフィード加工ワークなど様々な形状が存在し、切削状態が不安定になる場合もあり、このような状況下においては、インサートには耐摩耗性に加え、耐欠損性が要求され、両者のバランスが重要となります。
これらの不安定なねじ切り旋削特有の問題を解決するために、超微粒PVDコーティング材種『ミラクルコーティング VP15TF』を新規追加致しました。